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小島啓安 博士(工学) 名古屋大学 客員教授
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お問い合わせは、まずはEメールで: TEL080-8083-2403
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スパッタリングプロセスによる薄膜事業の 研究・開発・生産 をサポートします。
長期から短期まで各種コンサルティング業務
薄膜技術は、複雑な要因が絡み合って、何がその解決に必要なのか判断が難しいです。多くの経験をもとに、優先事項を絞り込み、短時間にて解決する道筋を提供します。
日刊工業新聞社より「現場のスパッタリング薄膜 Q&A」第2版を出版しました。437ページ3560円税込みです。初版に比べて、プラズマ密度の測定、ロータリーカソードなどの追加、および新しく”未来へ”という項目で、今後のスパッタ膜の可能性を考えてみました。
初版の出版から14年、第2版から7年が経ち、多くの方にご購入頂き有難うございます。この本は、できるだけ具体的にスパッタ技術を理解して頂くために、グラフや図を多用して分かりやすくしております。ノウハウなども含め詳細に記述したつもりですが、それでも現場で生じる様々なトラブルや現象のすべてを網羅することは、紙面の制約上できません。コンサルでは、この本に書ききれなかったノウハウを含めて解説をしながら、多くの問題に取り組んでおります。やはり現場で難題に直面するたびにスパッタ技術の奥深さに触れますし、スパッタ技術のさらなる可能性も感じております。今後も、スパッタ技術の向上にささやかながら貢献し、多くの現場のスパッタ技術者にコンサルを通じてお手伝いが出来れば幸いです。
コンサルティング開始までのながれ
1、メールにてご連絡頂きます
初回の打ち合わせの日程、場所等についてご希望をお伝えください。
2,初回打ち合わせを行います。無料です。1時間程度
リモートあるいは電話などを用いた打ち合わせを行います。対面での打ち合わせの場合には、打ち合わせ場所までの交通費実費
を頂きます。
成膜プロセスに関しては、スパッタ以外にもイオンプレーティング、真空蒸着対応可能です。
ご依頼内容についての概要確認、技術的見通しなどの協議を行ったうえで、コンサル回数の打ち合わせを行います。
3,コンサル開始
上記合意に至った場合には、契約書を交わしコンサル開始します。
必要に応じて秘密保持契約(NDA)、契約書を結びます。
現状のデータ、現場の装置、プロセスを確認しながら、コンサルを進めます。
オープンイノベーションが注目されています。グローバル市場での競争の激化、消費者ニーズの早い変化に対応するために、従来型の自前主義の閉鎖的方法ではなく、必要な研究開発能力、技術、を広く外部市場から調達し効率的なイノベーションを目指すいわゆるオープンイノベーションが世界の潮流となってきています。これらの動きに、貢献することが、目標です。
スパッタリングの技術紹介
金属ターゲットを用いる金属膜や反応性スパッタでは、ロータリーカソードは有効ですし、新規機能膜の作成には、HIPIMS電源は、新しい可能性があります。スマホやディスプレーには、ロールコーターが不可欠な装置となります。また、近年の開発期間の短縮、ターゲット利用率の向上などの開発補助手段として、シミュレーションの活用が現実的な手段として利用が広がっています。
・当社へお問い合わせ頂いたメーカーの方からコンサル実績についてのお問い合わせが時々あります。
・コンサル業務は、信頼関係が重要ですので、個別の内容を開示するのはできませんが、概要のみお伝えできればと思います。
・現在まで、海外を含めますとおよそ30社以上の大企業及び中堅メーカーのコンサルティングを行って参りました。
・業種も内容も多岐にわたっています。
・開業から22年たちました。だんだん難しいテーマも増えてきましたが、何とか解決策を見つけて、満足して頂いているという
のが、仕事の支えとなっています。
・内容的には、密着性にかかわる膜剥がれ、クラック、アーキング対策、装置の入れ替えによる条件だし、長時間成膜中での膜
質変化対策、その他プロセスの最適化、コストダウンなどもあります。
コンサルの回数など
・コンサル回数ですが、トラブル内容、予算などにより多種多様です。
・コンサルを依頼いただいた場合には、内容をお伺いした日から、守秘協定を結びますのでご安心頂ければと思います。
・基本的には、装置を見ながら現場にてのお打ち合わせを行っております。
・短期(2~3回)のコンサルも歓迎しております。
・スパッタに限らず蒸着、薄膜などドライプロセスに係る技術でお困りの技術者のお手伝いが出来ればと心がけておりますの
で、お気軽にご連絡ください。まずは、メールにて相談頂ければと思います。以下にアドレスとなります。
スパッタ技術を支えている技術者の方々へ
スパッタの技術者は、どの企業でも少ない人数の場合が多く、開発や生産上のトラブルが生じても個別に悩み、なかなか周りからの支援が得にくい環境にあります。これは、私の過去の経験でもあります。生産条件などを変える場合には、さらに勇気が必要です。まさか「・・・・の要因」がトラブルの原因だとは思わなかった。。。というお客様の声を多く頂きます。トラブルの解決が遅れれば損失が生じますし、商品の信頼性も損ないます。これらの問題の解決に貢献ができること。これが私たちの大きな喜びとなっています。私たちは、スパッタリングだけでなく、真空蒸着など両方のプロセス開発と生産現場の支援に深くかかわり続けてきました。そのためプロセスの最適な選択についても、長い経験が大きな強みとなっています。第3者の支援、アドバイスは、心強いものがあるかと思います。そういう期待に応えられればと思い、日々精進しております。スパッタに関する何でも相談室を目指しています。
******* 河津バガテル公園の秋バラです。*******
河津町は、伊豆の中でも南に位置していて温暖な気候です。冬の2月に咲く河津桜
が有名ですが、バガテル公園の春、秋バラも美しいです。癒されますね。
ちょっと一服してください
今回のテーマ は「薄膜の内部応力」です。
前回は、スパッタに関する技術用語の1回目として「アーキング(異常放電)」を取り上げました。今回は、2回目として「薄膜の内部応力」についてです。基本的には、「現場のスパッタリング薄膜Q&A 第2版」 をベースにしております。
一般的には、内部応力を下げることにより、膜剥がれなどの対策を行いますが、ハードコートのような硬さが必要な膜の場合には、内部応力を増加して対応する場合もあります。 興味がある方は、ブログにお立ち寄りください。